「ポスターってどうやって作るの?」
と、疑問を持ったことはありませんか?
はじめて作るとき、なにから取り組めばいいか迷いますよね。
そこでこの記事では、初心者向けにポスターの作り方について紹介していきます。
ほかにも、以下の内容を解説します。
・業者に頼むメリットデメリット
・ポスターの作り方5ステップ
・デザインや配置について
上記をわかりやすくまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
ポスターを自分で作るか?業者に頼む?メリットとデメリット
ポスターを作るには、
1. 自分で作る
2. 業者に頼む(外注)
の大きく2通りがあります
自分で作る場合と業者に頼む場合のメリット・デメリットは、以下のようになります。
自分で作る | 業者に頼む | |||||||||
メリット | デメリット | メリット | デメリット | |||||||
印刷代が安い | 大量印刷時はインク代が高い | 大量印刷時の印刷代を削減 | 制作期間が必要 | |||||||
デザインを柔軟に変えられる | 客観的な視点が失われやすい | プロにデザインを相談できる | 打ち合わせに時間がかかる | |||||||
ノウハウが蓄積される | スキル上達に時間がかかる | 大きなサイズも印刷可能 | 個人の注文を受けないときがある | |||||||
急な印刷にも対応できる | 印刷可能サイズが限られる | ラミネート加工など特殊印刷が可能 | 少数印刷だと値段が高い傾向 |
こうしてメリットとデメリットを眺めていると、どちらにすればいいか迷いますよね。
結局どちらがいいのでしょう?
どんなポスターを作るかにもよりますが、ケース毎のおすすめを以下に記載しました。
自分で作るのがよいケース | 業者に頼むのがよいケース |
3ヶ月くらいで、30〜50万円程度の制作をするとき | デザイナーがおらず、雇う予定もない |
毎月安定してポスターを作る | 今後ポスターを作る予定が特にない |
デザインをやりたい人がいる | 外注のデザイナーとやりとりをする部署や担当がある |
どんなポスターを作るか、または何枚刷るかで作り方が変わってきます。
自分に合った作り方を考えてみてください。
ポスターの作り方5ステップ
ポスターの作り方は、大きくわけて5つになります。
- 何を伝えたい?目的やコンセプトを決める
- ポスターのサイズを決める
- ポスターに載せる情報を整理する
- 配置する
- デザインを決める
順番に解説していきます。
1.何を伝えたい?目的やコンセプトを決める
まず肝心なのは、ターゲットの絞り込み。
誰になにを伝えるか。どんなポスターにしたいのかなど目的やコンセプトを決めます。
ここがはっきりしてないとあとで方向性に迷うので、しっかり決めておきましょう。
次に、ターゲットがなにを求めているかを突き詰めます。
主人・奥様・単身者など、ターゲットのカテゴリーや年齢層を目的と組み合わせて考えていきます。
ターゲットがはっきりしていれば、どんな伝え方をすればいいかも自然と見えてきます。
2.ポスターのサイズを決める
ポスターとして最も一般的なサイズはA1またはB2です。
その次に一般的なのは、A2やB2。
目立たせるためになるべく大きいサイズで作るのがよいでしょう。
A2以上のサイズのポスターを作るときは、業者に依頼するのがおすすめです。
3.ポスターに載せる情報を整理する
ポスターに載せる写真・イラスト・メッセージなどは、ターゲットによって変わってきます。
情報をスムーズに伝えつつ印象深く仕上げるためには、ターゲットが好みやすいデザインにする必要があります。
たとえば主婦をターゲットにした家具のポスターを作るとき、高級感のある茶色を入れてモデルルームのような雰囲気を演出します。
注意点は、事細かに文字で説明しないこと。
ポスターなので、文字ではなくビジュアルで伝えることが大事です。
4.配置する
情報を配置するとき、忘れてはいけないのがジャンプ率。
ジャンプ率とは、画像や文字の大きな部分と小さな部分の比率のこと。
この比率が大きいほど、印象的なデザインになります。
このように、ポスターではジャンプ率の高いほうが効果的。
ジャンプ率の低いものは広告などに使われています。説得力があがるので、じっくり読んでもらいたいときに有効な手法です。
5.デザインを決める
背景はダイレクトに視覚へ届くデザインにすると効果的です。
色使いの目安として、
- 70%:メインカラー(大部分を占める色)
- 25%:サブカラー(ベースカラーを補う色)
- 5%:アクセントカラー(ベース・サブとは色相や彩度が異なる色)
上記の割合が基本になります。
アクセントカラーはメインやサブとは色相や彩度が異なった色を使うことが多いです。
そして見やすいフォントを選ぶと、さらに注目度があがります。
おすすめはゴシック体。老若男女を選ばない見やすいフォントです。
目を引きやすくするコツは、目立たせたい文字だけフォントを変えること。
文字の色を変えれば、さらに印象に残りやすくなります。
ポスター作りのコツ
ポスター作りのコツは、
・1m離れてもわかりやすいデザインにする
・キャッチコピーにも力を入れる
この2つがポイント。それぞれ説明していきます。
キャッチコピーにも力を入れる
キャッチコピーとは、宣伝文句や煽り文句となる文章のこと。ポスターには、キャッチコピーにも力を入れておきましょう。
読み手が行動するような情報があるだけで、効果に大きな差が出ます。
キャッチコピーのポイントは以下の通り
- ターゲットに自分のことだと思わせる
- 恐怖・不安・好奇心をあおる
- 数字を強調する
- メリットではなくベネフィットを示す
以上の点を踏まえ、見た人が行動する内容を意識すると、さらに効果的なポスターになります。
1m離れてもわかりやすいデザインにする
大切なのは、メインとなる部分を堂々と目立たせること。
遠くからでもはっきりと目立つようにするのが大事です。
メインが写真であれば、大きく使うのがポイント。
静寂な世界観を見せたいときは、白い空間を広くとるという手法があります。
目的に合った自分好みのポスターが簡単に作れる!
ポスターの作り方をまとめると、以下のようになります。
・何を伝えたい?目的やコンセプトを決める
・ポスターのサイズを決める
・ポスターに載せる情報を整理する
・配置する
・デザインを決める
デザインだけでなく、ポスターを貼る場所にこだわってみるのもいいですね。
上記を踏まえて、見てほしい人に見てもらえるポスターを作りましょう。