「年賀状に添える一言って、どうすればいいの?」
プライベートの付き合いと仕事関係の付き合いで、それぞれ書く内容も変わるのでむずかしいですよね。
そんな年賀状に添える一言について、
・年賀状に添える一言は何がいい?
・年賀状に一言書くときの注意点
・相手別の年賀状の一言
・印刷済みの年賀状に手書きの一言を書くのがオススメ
などを紹介します。方は、ぜひ一読ください。
年賀状に添える一言は何がいい?
年賀状に添える一言には、以下のような内容がおすすめです。
- 昨年のお礼
- 近況報告
- 今年の目標
- 会う約束
このように、次につながる前向きなものがよいでしょう。
ほかの例文についてはあとで詳しくまとめているのでぜひ参考にしてください。
年賀状に一言書くときの注意点
年賀状に一言書く時の注意点は、大きく分けて以下3つ。
- 句読点(、。)は入れない
- 縁起の悪い言葉は避ける
- 目上の人へ書く場合は色ペンや修正ペンはNG
それぞれ解説していきます。
1.句読点(、。)は入れない
一言入れるつもりが、いつの間にか文章が長くなったことはありませんか?
そんなとき、句読点を入れるのはおすすめできません。
句読点には「切る」「止める」という意味があるため、年賀状に句読点を入れるとマナー違反になります。
文章が長くなったときは、改行するといいでしょう。
2.縁起の悪い言葉は避ける
大切なのは、縁起の悪い言葉や不吉なことを連想させる言葉を入れないこと。
具体例は、以下のようになります。
「死」 | 「別」 | 「失」 | 「去」 | 「絶」 |
「弱」 | 「朽」 | 「衰」 | 「離」 | 「消」 |
上記以外にも、ネガティブな意味の単語を避けると失礼がなくなります。
よくある例としては、「去年はお世話になりました」。
「去」の字が入っていますね。「去年」ではなく「旧年」や「昨年」と書くのがおすすめです。
3.目上の人へ書く場合は色ペンや修正ペンはNG
昔は絶縁状を赤字で書いていたため、その名残で年賀状に赤字は避けるべきとされています。
文字を書くときは、黒字にするのが無難です。
修正ペンを使うと、書き直すのが面倒だと思われた。またはないがしろにされたと相手に感じさせてしまうおそれがあります。
特に年配の方や仕事先に送る場合は、色付きのペンを避け、黒い字でまちがいなく書くようにしましょう。
相手別の年賀状の一言
年賀状を送る相手は、大まかに分けると以下のようになります。
- 家族
- 友達
- 仕事先
- 恩師
上記の相手について、年賀状に添える一言の例文をそれぞれ紹介していきます。
1.家族
敬語を使ったりかしこまる必要はないですが、以下のような温かいメッセージだとよろこばれます。
内容例 | 例文 |
手紙風メッセージ | 久しぶり。その後お元気ですか。こちらは元気にやってます |
幸せを祈る | 笑顔いっぱいの毎日を過ごせますように |
「謹賀新年」「恭賀新年」と「あけましておめでとうございます」は同じ意味を持っています。
一緒に書かないよう気をつけてください。
2.友達
友達は、家族や仕事先よりは比較的自由に書ける間柄。
ていねいなだけでなく、おもしろい一言を入れてもいいですね。
内容例 | 例文 |
子どもができたことを報告 | 新たな家族が仲間入りしました |
久しぶりの挨拶 | お元気ですか?また食事にでも行きましょう |
相手を気遣う | 忙しい日々と思いますが、体調を崩さないように |
抱負を述べる | 昨年はいろいろありがとう。今年は飛躍していければと思います |
注意したいのは「新年あけましておめでとうございます」という一文。
「新年」と「明けまして」は意味が重複するので、避けた方が無難です。
3.仕事先
仕事先は、もっとも気を遣う相手ではないでしょうか。
お客さまに送る場合は、なおさら失礼があってはいけません。
内容例 | 例文 |
感謝を伝える | 日々のご指導ご鞭撻に心から感謝しております |
昨年中は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます | |
関係を続けることをお願いする | 今後も何卒お力添えのほどお願い申し上げます |
御社のますますのご発展をお祈り申し上げます |
「謹賀新年」「恭賀新年」などの4文字は「目下の人から目上の人」へ使う言葉。
「賀正」「迎春」「寿」などの2文字や1文字は「目上の人から目下の人」へ使う言葉です。
相手が誰であれ「謹賀新年」「恭賀新年」は失礼にあたらない言葉になります。
4.恩師
恩師には、お世話になっている感謝を伝えるのがおすすめです。
簡単な近況報告もよいですね。
内容例 | 例文 |
関係を続けることをお願いする | 本年もご指導のほど、何卒よろしくお願い申し上げます |
意気込みを伝える | 期待に応えていけるよう、本年も精一杯、努力してまいります |
目上の人に対して感嘆符「!」や「横書き」は失礼にあたりますので、書くときは縦書きにすると目上への礼儀を知っている印象を与えます。
印刷済みの年賀状に手書きの一言を書くのがオススメ
年賀状に一言を添える際には、
- 不吉なことを連想させる言葉を使わない
- 文字は黒字で書く
- 句読点をつけない
といったことに気をつける必要があります。
ただし、家庭用プリンタだと印刷ズレが起こったり、大量に刷るとなると時間や手間がかかって大変ですよね。
そんなときは、印刷業者にお願いするのも手です。
仕上がりがきれいなのはもちろん、安価で印刷することが可能なので、お悩みのときはぜひ検討してみてください。
素敵な一文を添えて、自分ならではの年賀状を送りましょう。