近頃はインターネットを利用した広告宣伝が主流ですが、ある程度ターゲットを絞ってアプローチできるビラ配りやポスティングは実を結ぶ事も多く、今なお営業活動の一環として取り入れられています。
ただ、チラシは適当に配っていても効率が上がらず、めざましい成果を上げることはできません。
そこで今回はビラ配りやポスティングを効率よく行うためのポイントをそれぞれ5つずつまとめてみました。
ビラ配りの効率的な方法5選
ビラ配りをただこなすのではなく、ちょっとした意識を行動で示すだけで効率よく、なおかつ効果的にお客様を集められます。
*ターゲットに合わせた場所と時間で行う
*なるべく半分に折って配布する
*笑顔をキープしたまま配る
*受け取ってもらえたら感謝の言葉をかける
*積極的に自分から動いて配り回る
これら5つの方法でお客様の関心を引きつけていきましょう。
1.ターゲットに合わせて場所と時間を決める
お店のターゲットに合わせてビラを配りたいのなら、ターゲットがたくさんいる場所と時間を狙って配布するのがポイントです。
たとえば主婦層をターゲットにしているのなら、子供が学校などに行っている午前中やお昼過ぎあたりに、スーパーやショッピングモールなどで配るのがおすすめ。
一方、ビジネスマンやOLをターゲットにするなら、ランチタイムや夕方過ぎの帰社タイムに狙いを定め、ビジネス街でビラ配りすると効率よくさばく事ができます。
2.可能であれば半分に折って配布する
チラシのサイズが大きすぎるとすばやく配りにくいですし、受け取る側からも「かさばるから」と敬遠されがちです。
店によってはチラシを折るのはNGとしている所もありますが、可能であればチラシを折りたたみ、渡しやすく、受け取りやすいサイズに調整しましょう。
3.笑顔で配る
ビラ配りをする人は、いわばその店の「顔」でもありますので、仏頂面をしていたり、無愛想だったりするとチラシを受け取ってもらいにくいのはもちろん、新規顧客を獲得しにくくなります。
ビラを配る時は常に笑顔を絶やさず、明るい雰囲気をキープするようにしましょう。
4.感謝の言葉をかける
ビラ配りする際、「よろしくお願いします」と声がけしている人はめずらしくありませんが、受け取ってくれた人に「ありがとうございます」とお礼を言っている人はさほど多くありません。
ささいな事のように思えますが、「ありがとうございます」と言われて気分が良くなれば、お店に行ってみようかなという意欲につながる可能性があります。
また、それを聞いた周囲の人も「受け取ってあげようかな」という気分になりやすいので一石二鳥です。
5.積極的に動く
たまに定位置からほとんど動かずにビラを配っている人がいますが、この方法だと自分の近くを通った人にしかチラシを配る事ができません。
ビラ配りは時間がかかる仕事なのでなるべく動きたくないという気持ちはわかりますが、こちらから動いてビラを配った方がたくさんの人に接する事ができますし、スルーされる確率も低くなるのでより効率的です。
ポスティングの効率的な配り方5選
ポスティングとは、チラシやビラを個人の住宅に置かれているポストに投函する宣伝方法です。
ポスティングにもビラ配り同様の効率的な配り方があり、
*夕方以降あるいは早朝に投函する
*配布ルートをあらかじめ決めておく
*戸建住宅を狙う
*表面を上にして投函する
*悪天候の日は避けておく
このようなポイントが5つあるので、下記でまとめてご紹介いたします。
1.夕方以降または早朝に配るのがベスト
ポスティングは住民が在宅しているか否かに関わらず配る事が出来ますが、確実に目に留まるようにするには配布する時間帯にも配慮する必要があります。
具体的には、他の郵便物に紛れにくい夕方以降か早朝の時間帯がおすすめ。
ただ、夜間のポスティングはクレームが入りやすいので、あまり遅くなりすぎないよう注意しましょう。
2.配布ルートを決めておく
店によっては配布ルートのマニュアルがありますが、そうでない場合はルートを自作する必要があります。
いかに多くの住宅にチラシを配れるかはルートによって決まると言っても過言ではありませんので、地図を参考に配布先を効率よく回れる最短ルートを探しておきましょう。
3.戸建て住宅をターゲットにする
マンションやアパートのような集合住宅は入口に各部屋のポストがずらりと並んでいるため、短時間でポスティングを行う事ができます。
ただ、集合住宅ではポスト周辺にゴミが散乱するのを防ぐためにゴミ箱を設置している所が多く、部屋に持ち込まれずにその場で捨てられてしまう可能性があります。
一方、戸建ての場合は捨てるにしても一度自宅の中にまで持ち込む必要があるため、チラシが目に留まりやすい傾向にあります。
もちろんチラシの内容にもよりますが、効率を考えるなら戸建てを中心に配布するのがおすすめです。
4.表を上にして入れる
裏返しになったチラシをわざわざひっくり返して読んでくれる人は少ないので、ポスティングする際は必ず表が上になるように投函しましょう。
チラシを折る時は表を外側にするのはもちろんですが、さらに見出しを上にしておくと住民の目に留まりやすくなります。
5.悪天候の日は避ける
ポスティングは屋外作業が基本なので、雨や雪の日に配布するとどうしてもチラシが濡れやすくなります。
濡れてヨレヨレになったチラシは文字が読みにくいですし、見た目も汚いので、そのままゴミ箱行きになってしまう可能性大。
場合によっては店側にクレームが行ってしまうおそれもあるので、なるべく晴れた日に配るようにしましょう。
効率よく配れば顧客獲得率もアップ!
チラシ配りは昔ながらの手法ですが、ターゲットを絞って配布すればインターネット広告よりも高い宣伝効果を見込めます。
ただ、チラシは手にとって見てもらわないと意味がありませんので、配布する時間帯や場所の選択、手渡す時の表情や声がけなどを工夫し、少しでも多くの人にチラシを見てもらえるよう努力しましょう。